♪春秋だったり、三国だったり♪

中国史に関して語る日記。うっかり中国に足を踏み入れ、そのまま歴史という陥穽にはまり込んだ人間が、好き勝手ほざいています。

生意気にも

三国志/検定合格しました。(無駄だと思うけど、スラッシュは死守!!)

一応全級受けて、全級合格しました。

kenteikekka.jpg

二級の点数が低いですね。
まあ、そこはお許しください。
一応全部の書籍に目を通しましたが、連日の残業の嵐に、勉強時間がほとんど取れてないんだもん・・・。

自己採点で大丈夫だと分かっていても、はわわの名前書き忘れ、とかマークシート読めませんでした、なんて悲しい事が無いわけではないですからね、結果が来るまでは安心してはいけませんorz
胡芦谷に追いつめて火計を仕掛けても、大雨が降っちゃう事だってありますからね!!><

今だって、「すいません、採点間違えてましたー!!貴方は不合格で!」
なんて言われるかもしれないな、なんてうすぼんやりと考えたりしますもん(被害妄想ありすぎ)


一級は完全に温情採点です。
おそらく皆様さほど変わらないでしょう。
だから点数はむしろ全く気にする必要はありません。

・・・それにしても三級、どこ間違えたんでしょうね。
二級しか自己採点していないので、よく分かりませんが。

二級合格を目指す方たちへ、私からのアドヴァイスはただひとつ!!
参考書籍を全部読め!!!
そして過去問は必ず三回は解け!

いや、正直これしかないですよ。
後、あくまで私見ですが、地理が苦手な人は別に無理してお勉強しなくてもいいと思います。

出題率もあまり高くないですし、一番のネックは「地名を覚えていてもそれにまつわる歴史的な問題が解けないなら意味がない」からです。

「五丈原はどこですか?」なんて聞き方はしてくれません。
「諸葛孔明が最後に陣を敷いた場所はどこですか?」と問われたら、そのことを知らないといくら五丈原の場所を知っていても意味がないことになってしまいます。
まずは知識ありき、お次に地理かなあ。

ということで、これでも嬉しいんですよ、というご報告♪


いつも拍手をありがとうございます♪




帰ってきました

ただいまです〜。
4月27日から4日間、マカオに行って来ました。

直前まで仕事がびっしりで、全然ご報告もなしですいませんでした。
ツイッターですらつぶやけなかったもので・・・orz

雨季に入りたてなので、ちょっと雨に降られてしまいましたが、概ねいいお天気でした♪

マカオはとても綺麗な町です。
ポルトガルが統治していた時代が長いので、南欧のような明るい色彩の建物が並んでいます。

macou0501.jpg

旅行先である程度旅行記事を書いてありますので、後は写真を整理して、サイトに上げます♪
GW中には更新したいと思いますので、是非ご覧くださいね♪






名裁きくらべ

好きな本を好きなように読めるっていいですよね♪
ということで、現在は絶賛読書中。
購入したまま放っておいた書籍をサクサク読んでいます。

今回ご紹介するのは岩波文庫から出ている『棠陰比事』。
(古い本なので、ちょっと画像はなしにしておきます。)
南宋時代に編まれた本で、古今の名裁きを収集したものです。
レイアウトが面白くて、「二つで一組」という形式になっています。
つまり、よく似たお裁きを並べて比べる、という趣向になっているのです。

宋の時代に著されたものだけあって、ほとんどは唐宋時代のエピソードなのですが、中には春秋時代や三国時代のお話も載っています。
ちょっと書き出してみますと・・・。

013 エイ竈の出火【西晋・張華】
031 奸婦の哭声【春秋・鄭・子産】
063 怨恨の有無【三国・胡質】
064 奸慝の推察【三国・高柔】
070 菓子の目方【三国・曹沖】
098 匿名の投書【三国・国淵】
113 証拠の弾丸【三国・孫登】
119 鼠糞の乾湿【三国・孫亮】
136 拷問の可否【三国・陳表】
141 驢馬の習性【春秋・斉・管仲】
144 禁地の密猟【三国・高柔】


144話あるうちの11話は多いとは言えませんし、本文ではなくてちょっと参考程度のお話もあります。

・・・後、わりとマイナーな人物が多いですよね。
三国演義などではさほど活躍していなくても、世に隠れた賢人はいた、ということでしょうか?

それにしても、春秋から採られているお二人は華やかですよねえ♪
せっかくなので、鄭の子産のお話をちょっと簡単にご紹介してみますね。

鄭の子産が、ある女の哭声を聞いてその女を捕らえて尋問させてみたところ、実は夫を殺した悪婦であった。
ある人がどうして分かったのか尋ねたところ、子産は
「人は親しい者が亡くなれば哭声に哀しみが溢れるものだが、女の声に哀しみはなく、ただ懼れのみがあったからだ」
と答えた。

対になっている32話にも同様のお話が描かれていますが、私はここを読んだ時に強烈なデジャヴに襲われました。
「あれ?この話、たしか今昔物語集にもあったような??」

ということで、ググってみました。
いや〜、私の残念な記憶力もまんざらではないねw


巻第29第14話 「九條堀河に住む女、夫を殺して泣きし語」

 今は昔、延喜の御代に、天皇、夜、清涼殿の夜の殿におはしましけるに、俄に蔵人を召しければ、蔵人一人参りたりけるに、仰せ給ひけるやう、「この辰巳の方に女の声にて泣く者あり。速かに尋ねてまゐれ。」と。
 蔵人仰せをうけたまはりて、陣の吉上を召して火をともさせて、内裏の内を求むるにさらに泣く女無し。夜ふけにたれば、人の気色だに無ければ、返りて其の由を奏するに、
天皇、「なほよく尋ねよ。」と仰せ給へば、(中略)一つの小家のあるに、女の泣く声あり。
(中略)
 蔵人、女を搦めさするに、女のいはく、「己が家はきたなげ(死者の穢れ)なり。今夜盗人入り来て、わが夫既に殺されにたり。其の死にたる夫、家の内に未だあり。」と云ひて、声を挙げて叫ぶ事限りなし。
 然れども、宣旨、限りあるによりて、女を搦めて内にゐ参りぬ。
(中略)
夜明けてこれを勘問するに、暫しは承伏せざりけれども、責めて問ひければ、女落ちてありのままに申しけり。
早う、此の女は密夫と心を合はせて、実の夫を殺してけるなりけり。
わざとこれを歎き悲しむと人に聞かせむが為に泣きけるを、女、遂にえ隠さずして落ちにければ、検非違使、かく聞きて、内へ参りて此の由を奏しければ、
 天皇、聞し召して、「さればこそ、其の女の泣きつる声は、内の心に違ひたりと聞きしかば、あながちに尋ねよとは仰せられしなり。其の密夫たしかに尋ね搦めよ。」と仰せ給ひければ、密夫をも搦めて女と共に獄につながれにけり。
(後略)


うん、骨子が同じですよねw
さすがに底本はこの『棠陰比事』ではありませんが(推定成立年代は、今昔の方が若干古いので)当時似たようなエピソードが中国から入って来ていて、名君の逸話として当てられたのでしょうね。

・・・まあ、本当にそれだけ人を見分ける(というかこの場合は聞き分けるですが)能力があったとして、余りに聴覚が良すぎますからね(爆)
それは既に超能力の域です。

『棠陰比事』短編の集まりなのでサックリ読めますし、現代人が読んでも納得できるような推理力や判断力が満載ですので、興味のあるかたは是非読んでみてくださいね♪

ちょっと意外だったのが、中国版大岡越前ともいうべき「包拯」をディスっている逸話があったことだなあ。
(91 過度の厳正)
南宋時代には、まだ彼の人気はそれほどではなかったということかも。実際、史実ではそんなに活躍した人でもないようですし、時代が下るにつれていろいろ乗っけられたのかもね♪
関羽みたいに(笑)

ようやく自由の身♪

ふい〜♪

本日なんとか試験が終了しまして、ようやくのんびり出来そうな感じです。
結果は…、まあ聞くなorz
近年まれに見る惨憺たる結果になるのは明らかなので、己の中でなかった事にしようと思っています。

合格率10%を切っている試験ではありますし、今の業務には全然といっていいほど関係はないのですが、また来年受けます(笑)

さて、しばらくは楽しい事をして暮らすぞ〜!!!

まずは最初に旅行です♪
GWの前半を使って、ちょっとマカオに行ってきます。

実はマカオは初上陸なんですよね。
香港は何度か足を運んでいますが、マカオには足を踏み入れた事がないのです。
今日お家に帰って、何気にテレビつけたら、「世界遺産」がマカオでして、思わずガン見しましたw

やっぱりいいなあ。異国情緒の漂うところは大好きです!
特に、西洋と東洋の融合する場所が好きなんです。だから横浜にもしょっちゅう行きます。

今回同行するのは、かれこれ四半世紀友人をやっている子なのですが、彼女は英語が堪能なので、とりあえず私の中国語と彼女の英語でコミュニケーションは大丈夫、な筈・・・。
・・・北京語は通じるんですかねえ。

ちょっと広東語やっておくか。(ほんのちょっとだけ話せるけど、もう15年使ってない;笑)

後はサイトに色々更新したいです。
今回の旅行記とか、この間の奈良とか。
あ、もちろん漫画と小説も!!><
三国志/検定の試験勉強の時、ひとつネタを拾ったので、なるべく早く形にしたいところです。
描こうと思っていた拍手漫画も、結局ほうりっぱなしだもんなあ・・・(-_-;)

そうだ!もう一つ大事なお仕事が!!!
オフ用の名刺を新しくしたいと思っています。

実は数ヶ月前から、今まで使っていたメールアドレスとは別のアカウントを用意してあって、こちらをオフでお会いする方たちとの連絡口にしたいと思っているのに、未だにほとんどご連絡していないという・・・orz

今までのメルアドでもちゃんと連絡はつきますが、おいおい移行させていただきます。
今年の交地辺りで、新名刺をお渡しすることになるかも〜。
(ちょっとはっちゃけた感じにします;笑)

今日はこんなところですかね。
暇を見て、面白い本を読んでいますので、こちらも近々ご案内予定です。


最近あまりまめに見ていない間に、結構な拍手をいただいていました。
ありがとうございます!!サボり気味だったのにすいません><
また精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたしますね♪

曹丕を巡る三人の男たち


タイトルがすごいな(笑)
まあ、たまには腐女子らしい記事でも書こうかと思いまして。

今回三国志のお勉強をしている時にふと目に入った文言・・・。
「文帝(曹丕)と起居を共にし」
・・・!!えええ?曹丕と仲良く寝起きをしていた人物がいる!
しかも二人!!
(まだいるのかも知れませんが、私が知っている範囲では二人です)

その幸福な(と勝手に私は思っているわけですが)二人というのは「曹休」と「曹真」です。
・・・なんか。演義のなかで、呉やら蜀やらにコテンパンにされてしまうイメージの強い二人ですよね。


まずは曹休から。
曹休、字は子烈。十代の頃父を亡くしたので、祖父の赴任地であった呉に居を移した。
曹操が挙兵した際、名を変えて荊州経由で曹操の下へ駆けつけた。曹操はこれを喜び「お前はまさに曹家の千里の駒だ」と賞賛し、曹丕と起居を共にさせ、実子のように育てた。

もうこの「起居を共に」のところでハアハアしてしまう私です。
中学生の寄宿生活みたいで可愛いですよねえ♪
曹操が挙兵したばかりの頃は、曹丕はまだ庶子なわけで。嫡子として特別扱いはされていないんですよね。
だから質実剛健、まるでスポーツ特待生の如く、きびきびと寄宿生活を送っていたと思われます。
そんな寄宿仲間のもう一人、曹真は・・・。

曹真、字は子丹。曹真の父は曹操が兵を挙げた際、呼応して兵を募ったため、州郡によって殺害された。曹操は孤児を哀れみ、手元に引き取って曹丕と起居を共にさせた

ふーむ、時代的にあまりずれはないみたいですね。
どちらも曹操の挙兵の頃というと、董卓連合あたりから、・・・ということは、曹丕はまだ10歳に満たない時期です。曹休がそれより一回り年長(自力で曹操の所までたどりついているし)、曹真は曹丕と同年代な感じです。
(残念ながら、生年が二人とも不明なんですよね)
なんだ、その仲良し三兄弟のような関係は!!!(妄想モードMAX)

曹休にしろ、曹真にしろ、演義での書かれ方がひどいので、すごく能力の低い人物のように思われがちですが、正史を見る限りではなかなかの名将なんですよね。
兵と苦楽を共にし、細やかな采配ができる、そして責任感溢れる人柄が伝わってきます。
皇帝の身内だからよいしょされている、ということを差し引いても、素晴らしい将だったに違いありません。
さすが、曹丕の寄宿仲間!!!(まだ言ってる)


さて、そんなお二人とは対極に、ものすごく曹丕に嫌われていた人物もいるわけです。
(曹丕自身は、かなり好悪の差が激しいので、結構嫌いな人物はいたわけですが)
その筆頭は何晏です!

何晏、字は平叔。後漢末の大将軍、何進の孫で、母の尹氏が曹操の側妾として納れられた際、連れ子として共に曹操の下に来た。
文才に溢れ、玉のように白い肌を持ち、眉目秀麗であったことから曹操に可愛がられたが、鷹揚で不遜な性格であったため、曹丕に疎まれた。

自分の影の形すら気にしながら歩く大変残念なお方です。
いつも鏡を持ち歩きうっとり眺めるナルシスト、・・・うん、逝ってよし!!

この人、調べれば調べるほど残念な逸話しか残っていないのですが、実は老荘思想に耽溺していて、「玄学」の祖とも言われているのですね。
晩年の曹丕の文章には老荘思想への傾倒が見られますが、・・・意外に何晏のことを認めていたのではないですかねえ。

子どもの頃って、素直に好きって言えなくて、好きな子をいじめてしまうなんてこともあるわけですが、そんな感じだったんじゃないの?曹丕。
なんとも甘酸っぱいなあ♪♪♪うふふふふふ〜♪

プロフィール

Author:かのや
うっかり中国に足を踏み入れ、そのまま歴史という陥穽にはまり込んだ人間が、好き勝手ほざいています。
特に抜け出す気もありませんorz
やや腐臭がただよいますので、お嫌いな方は即行避難をおススメします。

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